オウンドメディアを長く運営していると、
- コラム
- How-to記事
- インタビュー
- 読者体験談
- 学習記事
など、さまざまなコンテンツが蓄積します。
一方で、記事形式が文章中心に偏り、
「新しい見せ方のコンテンツを追加したい」
と考えることもあります。
その方法のひとつが漫画です。
ただし、オウンドメディアの記事を全部漫画に置き換える必要はありません。
漫画と相性のよいテーマだけを選び、
- 4コマ
- 記事内漫画
- 既存記事のコミカライズ
- 定期連載
として組み込む方法があります。
この記事では、実際の情報サイト向け漫画制作事例をもとに、オウンドメディアで漫画を使う方法を整理します。
オウンドメディアで漫画を使う目的を先に決める
最初に決めたいのは、
漫画を載せたい
ではなく、
なぜ漫画を載せるのか
です。
たとえば、
- 既存記事の内容を別の形で見せたい
- 具体例を視覚化したい
- 読者体験談を読みやすくしたい
- 継続企画を作りたい
- 学習コンテンツを親しみやすくしたい
などがあります。
目的によって適した漫画形式も変わります。
漫画と相性のよいオウンドメディア記事
特に漫画へ変換しやすいのは、体験や実践の流れなど、具体的な人物・出来事・場面が含まれている記事です。
How-to・ライフハック
文章で説明しているテクニックを、人物が実際に使う場面として漫画にできます。
実際の制作でも、参考元記事から漫画向きの場面を抜き出し、4コマとして再構成しています。
読者体験談
「誰が・何を経験して・どう感じたか」があるため、漫画のストーリーへ変換しやすい形式です。
クイズ・教育記事
問題そのものだけでなく、問題が起こる状況を漫画にできます。
英語クイズを4コマ化した案件では、クイズの内容を読者に身近なシチュエーションへ置き換えて漫画にしました。
インタビュー
インタビュー全体ではなく、印象的なエピソードだけを漫画化する方法もあります。
文章部分と役割を分けられるためです。
記事全文を漫画にしなくてもよい
オウンドメディアで漫画を導入するときに、
記事1本をすべて漫画化しなければいけない
と考える必要はありません。
たとえば3,000字の記事の中から、
- 冒頭の悩み
- 具体例
- 失敗談
- まとめ
だけを漫画にすることもできます。
文章が得意な情報は文章で残し、漫画が得意な情報だけ場面化します。
漫画と文章を競合させず、役割分担させることが重要です。
既存記事を漫画制作の素材にする
新しい漫画企画を毎回ゼロから考える必要もありません。
過去記事の中に漫画向きの素材があれば、
既存記事
↓
漫画にする場面を抽出
↓
4コマ・短編へ再構成
という方法が使えます。
漫画化しやすいのは、人物の行動や出来事の流れ、具体的な体験などを場面として切り出せる記事です。
既存記事が蓄積しているメディアでは、新しい企画を一から作るだけでなく、過去の記事から漫画向きの素材を見つけることもできます。
4コマが向いているケース
4コマでは、多くの情報を詰め込むより、1本につき1つのテーマに絞ると構成しやすくなります。
たとえば、
- 1つの豆知識
- 1つのクイズ
- 1つの失敗談
- 1つの体験
- 1つの気づき
のような内容と組み合わせやすくなります。
4コマは短いテーマを扱いやすい形式ですが、内容によっては4コマに収めず、複数ページや別形式で構成した方が伝えやすい場合もあります。
一方、制度の全体像や複雑なサービス説明など、複数の場面が必要なものは4コマに無理に収める必要はありません。
漫画連載では主な読者像を揃える
連載では、同じシリーズ内で主な読者像を揃えておくと、各回の見せ方を設計しやすくなります。
たとえば同じライフハックでも、
- 学生
- 子育て世代
- 中高年
- 経営者
では、主人公や場面が変わります。
想定読者が変われば、同じテーマでも主人公の設定や場面、言葉遣いは変わります。
読者像を明確にすれば、
- キャラクター
- 言葉遣い
- エピソード
- 漫画のテンポ
も統一しやすくなります。
キャラクターを連載の案内役にする
漫画を定期掲載するなら、キャラクターを固定する方法もあります。
毎回違う人物を登場させるのではなく、
同じキャラクターが毎回違うテーマを体験する
形です。
キャラクターを継続して登場させる場合は、毎回のテーマが変わっても、シリーズとしてのまとまりを作りやすくなります。
一方で、記事ごとに読者やテーマが大きく変わる場合は、無理に同じキャラクターへ統一する必要はありません。
情報サイト向けライフハック4コマ制作事例
これまで、情報サイト掲載用のライフハック記事を4コマ漫画にした案件を制作してきました。
元記事をもとに、絵コンテから仕上げまで担当し、Webページの連載コンテンツとして制作しました。
ここでは、文章だけでは伝わりにくいテクニックを漫画で可視化しています。
重要なのは、
記事の代わりに漫画を作ったのではなく、記事コンテンツを漫画という別表現へ展開したこと
です。
英語クイズ4コマ制作事例
別の案件では、情報サイトに掲載されている英語クイズを漫画化しました。
対象読者が身近に感じられるシチュエーションへ置き換え、元記事の学習内容にストーリーを付けて、Webページの連載用として制作しました。
同じ「オウンドメディア漫画」でも、
- How-to
- 学習
- 体験談
など、元コンテンツによって漫画の役割を変えられます。
オウンドメディア漫画を依頼するときに準備するもの
既存記事
漫画化する記事を選ぶときは、複数の記事を見比べ、人物・出来事・具体的な場面が含まれているものから候補を絞ります。
読者像
サイト全体の読者と大きくずれないようにしつつ、漫画や連載ごとの主な想定読者を決めます。
漫画を使う場所
記事冒頭、途中、記事末、独立ページなど。
単発・連載の運用方法
単発で使うのか、継続して連載するのかを決めます。
連載なら、
- テーマの決め方・更新頻度
- 1本あたりの形式・量
- 素材提供方法
- キャラクター
などを決めます。
まずは既存記事1本から試す
オウンドメディアで漫画を取り入れる場合、最初から大きな連載企画にする必要はありません。
まずは既存記事の中から、人物の行動や出来事の流れがある記事を1本選び、
その中でも場面として見せやすい部分を抜き出して
4コマや短編漫画にするところから始められます。
一度試してみることで、どのテーマや形式が自社メディアに合うかも判断しやすくなります。
これまで、参考元記事をもとにしたライフハック4コマや英語クイズ4コマなど、情報サイト向けの連載漫画を制作してきました。
どの記事を漫画にするか迷う場合は、まず既存記事と想定読者を整理し、具体的な人物・出来事・場面を作りやすい記事から検討すると進めやすくなります。

