医療・ヘルスケア関連のサービスでは、「分かりやすく伝えること」と「正確に伝えること」の両方が重要です。この記事では、病気や治療そのものの解説ではなく、医療・ヘルスケア関連サービスを紹介する漫画を中心に扱います。
漫画は、サービスを利用する人物や場面、利用までの流れを視覚化するのに向いています。一方で、医療・ヘルスケア分野では、効果や結果を制作者側の判断で補足・誇張しないことが重要です。
そのため、医療漫画では、発注者から提供されたサービス説明資料や内容確認済みの原稿をもとに内容を整理し、シナリオやラフの段階で確認しながら進めます。
この記事では、まんがクリエイトで制作した医療・ヘルスケアサービス向けのWeb広告漫画の事例も交えて、サービス紹介漫画の考え方を紹介します。
医療・ヘルスケアサービスは「利用場面」を漫画にできる
医療分野の漫画といっても、病気や治療そのものを漫画で解説するケースだけではありません。サービス紹介であれば、利用者側の行動や流れを漫画にできます。
- どんな人が利用するのか
- どんな場面でサービスを知るのか
- 利用するときに何をするのか
- どのような流れで進むのか
こうした内容は、文章だけで説明するよりも、人物と場面を使うことで具体的な利用イメージを示しやすくなります。
最初に「誰向けの漫画か」を決める
同じ医療・ヘルスケアサービスでも、読者によって知りたい情報は異なります。
- サービス利用者
- 家族
- 医療従事者
- 法人担当者
など、まず主な読者を決めます。
誰向けか決めずに情報を詰め込むと、専門用語が多くなったり、反対に説明が簡略化されすぎたりします。「その読者がサービスを知る前に、何を理解していないのか」から漫画の内容を考えると整理しやすくなります。
漫画にする情報と通常文章に残す情報を分ける
医療・ヘルスケア漫画に、すべての説明を入れる必要はありません。
漫画に向いているのは、たとえば次のような内容です。
- 利用場面
- 登場人物の疑問
- サービスとの接点
- 大まかな利用フロー
- 読者が次に取る行動
一方、正確さや条件の細かさが重要な情報は、通常文章や公式説明と組み合わせる方が扱いやすい場合があります。
- 詳細な適用条件
- 専門的な説明
- 注意事項や細かな条件
漫画は正確な説明資料を置き換えるものではなく、読者がサービスを理解し、必要な情報へ進むための入口として使うという考え方です。
医療漫画では「正確さを確認できる制作工程」をつくる
医療サービスを漫画化するときは、漫画制作者が一般的な知識から医学的な内容を推測して補うのではなく、発注者から提供された資料をもとに制作します。
- サービス説明資料や確認済みの原稿を共有する
- 使用できる表現が決まっていれば共有する
- 内容を確認する担当者を決める
- シナリオやラフの段階で情報と表現を確認する
ラフはデザインを見るためだけでなく、セリフや場面、説明の順番が適切かを確認する工程としても使えます。清書前に内容を確認しておくことで、大きな描き直しも避けやすくなります。
広告として公開する場合は、サービスの種類や掲載媒体によって必要な確認内容が異なります。広告表現について発注者側で確認した内容がある場合は、制作側にも共有してもらう前提で進めます。
医療・ヘルスケアサービスのWEB広告漫画制作事例
まんがクリエイトでは、医療・ヘルスケアサービス向けのWeb広告漫画を制作しました。主な制作条件は次のとおりです。
- 制作目的:医療・ヘルスケアサービスの広告
- 使用用途:Web
- 想定読者:サービス利用者
この制作では、専門的な医療内容を詳しく説明するのではなく、サービスの利用シーンを視覚化し、利用者が「どのような場面で使うサービスなのか」をイメージしやすい構成にしました。
医療漫画を依頼するときに用意するもの
依頼前に、次の情報があると制作内容を整理しやすくなります。
- サービス説明資料や確認済みの原稿
- 想定読者
- 掲載媒体
- 使用できる表現や既存の説明文
- 内容を確認する担当者
すべてを漫画用に整理しておく必要はありません。既存のサービス資料やWebページがあれば、それをもとに「どこを漫画にすると伝わりやすいか」を整理するところから相談できます。
漫画にする範囲を既存資料から整理する
医療・ヘルスケアサービスでは、情報をすべて漫画に入れるのではなく、利用場面やサービスとの接点など、漫画で見せる部分を絞ることが重要です。
既存の説明資料やWebページがあれば、その内容をもとに、掲載媒体や対象読者を確認しながら漫画化する範囲を整理できます。


